5ZB-03
自らの癌治療に関する意思決定支援システムの構築に向けて
○竹島未紗,喜多千草(関西大)
日本では、今後ますます少子高齢化が進んでいく。国立がん研究センターは、2016年のがん罹患数予測は約101万200例、がん死亡数予測は約37万4千人と公表している。がん患者に対する取り組みにおいて、重要な役割を持つのがアドバンスケアプランニング(ACP)である。ACPとは、意思決定能力低下に備えての対応プロセス全体を指す。将来もし意思決定能力がなくなったとしても、周囲の人々に自らの意思を尊重したケアを行ってもらうためには、意思を残しておく必要がある。そこで、本研究では、化学療法の選択や積極的治療中止の是非など、がん治療についての揺らぎやすい意思決定を支援するシステム構築について提案する。

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