5ZA-02
対面型とソーシャルメディア型の討議同期率の比較による市民参加型熟議支援システムの分析
○武内千晶,阿部啓太,林 秀彦(北星学園大)
本研究では,対面環境における討議を映像配信とチャットを連動したシステム(熟議支援システム)によって配信し,討議の質と量の分析を試み,とくに討議の「かみ合い」を討議同期率と定義し、それを比較し、熟議支援システムについて考察した.新たなメディアとしてのソーシャルメディアの基礎的な特性の解明とその活用について,討議の場に関する定量的分析と定性的分析を実施することができた.これらの課題に取り組むことにより,ソーシャルメディアの基礎的な特性の一端を明らかにし,情報学と政治学の接点としての熟議民主主義の可能性について言及した.熟議民主主義における熟議の活性化に貢献する可能性を見出した.

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