5Y-07
卓上投影型ARにおける投影面の色や凹凸を考慮した情報投影位置決定手法の提案
○市橋啓太,藤波香織(農工大)
プロジェクタにより壁や卓上に直接情報を投影する空間型拡張現実(Spatial Augmented Reality:SAR)は,作業対象と提示情報の空間一致性やヘッドマウントディスプレイの装着やタブレット端末の保持が不要な点から,卓上作業の支援や指導に適している.しかし実空間に直接情報を投影する性質上,情報が投影面の凹凸により歪む,情報と投影面との色差が小さい場合は情報が見えづらくなるなどの問題があげられる.特に卓上に物体が密集するシーンでは,卓上物体との重畳を完全に避ける情報投影が困難となるためこれらの問題が顕著に現れる.そこで本研究では,卓上に物体が密集するシーンにおいても投影情報の視認性が維持される投影位置を探索する手法を提案する.

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