5Y-03
没入型仮想現実感システムにおける映像刺激による転倒防止のための身体動揺の予測
○渡部裕貴,梅澤 猛,大澤範高(千葉大)
非透過型HMDを利用した直立状態でのVR体験中には、外界情報の遮断や映像刺激の影響によって姿勢制御が不安定になり、転倒する危険性がある。本研究では、1リンク倒立振子モデルを用いて当該環境下での姿勢制御を模擬することで、身体動揺の予測を行うことで転倒を防止する。このモデルでは、映像刺激による姿勢制御への影響は振子に働く外力に相当する。そこで、1リンク倒立振子モデルのパラメータ決定と、映像刺激による影響を外力に換算する手法を提案する。特定の映像刺激を提示した際の身体動揺からパラメータを決定し、実際の動揺とモデルによる動揺シミュレーションを比較することで有効性を評価する。

footer 著作権について 倫理綱領 プライバシーポリシー セキュリティ 情報処理学会