5X-02
点群分布を考慮した対応点選定によるレーザスキャナとSFMの統合的3次元記録手法
○藤里和樹,頼光拓真,檀 寛成,安室喜弘(関西大)
災害現場や文化遺産の記録では,レーザスキャナやドローンによる空撮を用いたSFM(Structure from Motion)が多用される.しかし,レーザスキャナはオクルージョンや足場の制約の影響を受け,SFMだけでは実寸スケールを与えることができない.筆者らは両者を併用しデータを統合する手法を開発している.レーザスキャナに付設された校正済みカメラの画像をSFM処理に含め,推定されるスキャナ視点において,データを重畳させて両者の点群を対応づける.さらに点群の奥行きと平面性を考慮して対応点を選択し,最小二乗法の陽解法により,データの統合を行う.複雑な形状を有するシーンの実測実験により有効性を示す.

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