5W-02
内部犯行を誘発する決定木分析
○山田道洋,新原功一,菊池浩明(明大)
情報セキュリティマネージメントにおいて,内部犯行は最も防止が困難な大きな脅威である.事例も少なく,どのような環境要因で内部犯行を誘発しているのか観測することは困難である.そこで,本研究では,共有ゲストアカウントの利用など異なる誘発条件を与えた合計192名の被験者に単純なタスクを行わせ,内部犯行の有無を調査する.実験結果を性別・年齢・職業などの各被験者の環境要因に注目して分析を行い、内部犯行を犯すまたは犯さない特徴的な要因を明らかにする。主要な結論は,性別や職業などの要素が内部犯行の発生に与える影響が統計的に有意であることである.

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