情報処理学会 第79回全国大会講演要旨

IoTやM2Mの中核をなす技術として，Wireless Sensor Network(以後，WSNとする)が注目を集めており，WSNを実現するために必要な要素を統合したWSNシステムの設計開発 および応用研究が広くなされている．しかし，研究開発されているWSNシステムは，ユーザの目的に応じたセンサの変更を容易に行うことができず，小さな変更に対しても，ハードウェアとソフトウェアの両面の再開発が必要になる．そこで本研究では，少ない負担で柔軟なセンサの付け替えを行うことのできる通信ノードの設計を提案し，試作する．システムへの修正を行うことなくセンサの交換を実現することで，再開発を防ぎ，ユーザの負担を軽減することを目指す．