5Q-09
会議における発言の一貫性の自動評価とその応用
○岡本康佑,松原茂樹,長尾 確(名大)
大学のセミナーなどの会議において、参加者が互いの発言を評価し発言者にフィードバックすることは、発言者の議論能力の向上に役立つ。しかし、会議中に他人の発言を評価することは容易ではなく、評価者の負担も大きい。これに対して著者らは、会議中の発言を自動評価し、その結果を発言者に提示する仕組みを開発している。本稿では、議論における発言の一貫性を自動評価する手法について述べる。本手法では、発言の言語的特徴、ならびに、議事録に付与された議論構造及びスライドへの指示対象などの議論情報を用いて、発言の一貫性を評価する。評価実験により、議論情報の利用が一貫性の自動評価の精度向上に寄与することを確認した。

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