5L-03
協調編曲におけるコミュニケーション支援のための同期型楽譜エディタの試作
○天野雅也,大囿忠親,新谷虎松(名工大)
特定の楽器に偏った知識を持つユーザ間の協調編曲は,楽器知識をユーザ間で補完し合うことで,個人ではできないような楽曲を生み出すのに有用である.しかし,音楽には感覚的な要素が多いため,協調編曲を行う際,曖昧な指示が多くなってしまい,ユーザ間の認識に齟齬が生じる.本研究では,この問題を解決するために,同期型楽譜エディタの試作を行った.本システムはユーザ間で楽譜データを同期させ,共同編集ができ,編曲過程で行われるコミュニケーションを支援するためのものである.楽譜データを同期,また,楽譜内にコメントを残す機能を搭載することで,編曲者間の発言の指している部分の理解が容易になり,曲全体の見直しを行う際に他の編曲者の意向が容易に確認できるようになった.

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