5H-03
プログラム理解のためのスライス基準の特定と評価
○増原孝昭,芳賀博英(同志社大)
プログラム理解を効率的に行うために,プログラムスライシングが提案されている.プログラムスライシングは,プログラム内の特定の文の変数を基準として,その変数に影響を与える可能性のある文を抽出する.しかし,基準となる変数は開発者が選択する必要があり,複雑なプログラムではどの変数に着目すべきかわかりにくい.本研究ではプログラム依存グラフのノード間の繋がりの強さに着目し,どの変数に着目すべきか各変数を定量的に表現することで特定する.基本的なアルゴリズムのプログラムを対象に本手法を適用したところ,着目すべき変数を手作業で指定する場合と同じ変数を特定できる場合があることを確認した.

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