5B-02
XRAIN合成雨量データを用いた高リスク優先手法アルゴリズムの提案
○佐野仁美,生駒栄司(東大),喜連川優(NII/東大),小口正人(お茶の水女子大)
国土交通省が設置しているXバンドMPレーダによる観測情報(XRAIN)は局地的豪雨の観測に適しており、研究等に広く利用されている。しかし、複数のレーダにより観測される地点では気象状況等により観測された値がレーダ毎に異なる事象が発生し、合成雨量の値をどのように決定するかが課題となる。本研究では国土交通省から取得した地域単位の合成雨量の値を最小グリッド単位で評価し、防災上の観点から最もリスクの高い値を当該地点の値として決定する「高リスク優先手法」を提案し実装した。本稿では提案手法のアルゴリズムおよび適用例について紹介する。

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