5A-05
複数の順列に共通して現れるパターンの列挙法
○井上祐馬,湊 真一(北大)
順列にはパターンマッチング問題が定義されており,「あるパターンを含むか否か」によって,スタックソートやフロアプランなど,多くの問題の解を記述できるという結果が数多く知られている.本研究では,有用なパターンの発見を目指し,2つの順列に共通して現れるパターンをすべて列挙する問題を考える.最長共通パターンを1つ求める問題でもNP完全であることが知られており,実用的に高速な列挙についてはあまり研究されていなかった.本研究では順列決定グラフと呼ばれるデータ構造を利用したアルゴリズムを提案し,実用上高速に動作することを実験的に確認する.

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