4ZB-07
誤嚥予防のための耳装着型外耳道内圧計測システムの開発
○大塚亮平,鏑木崇史,栗原陽介(青学大)
日本は現在超高齢社会に分類されている。高齢者になるにつれて、嚥下機能が低下し、餅などの粘性の高い食品を誤嚥しやすくなる。もし高齢者が餅を嚥下した際に、家族や介護者に対して自動的に注意喚起を促すことができれば、誤嚥による窒息を未然に防ぐことが可能となる。本研究では拘束性を少なくするために、耳装着型の外耳道内圧計測センサを作成し、咽頭内圧を推定するシステムを開発した。本稿では、開発したシステムの数理モデルを解析し、試作機を用いて検証実験を行った。その結果、嚥下時に発生する咽頭内圧変動が計測でき、種類の違う食品を嚥下した状態の判別を行うことが可能であった。

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