4ZB-06
咽喉マイクを用いた嚥下機能検査システムの性能改善に関する検討
○山下大貴,綱川隆司,西田昌史,西村雅史(静岡大),古川大輔,村西幸代(君津中央病院),森野智子(静岡県大),黒岩眞吾(千葉大)
嚥下機能の検査方法の1つであるオーラルディアドコキネシス(OD)は,手動測定では時間効率や精度が悪く,自動測定では騒音環境下で使用できない問題があった.咽喉マイクを利用することで騒音に頑健で,反復唾液嚥下テスト(RSST) の実施や最大発声持続時間(MPT)の測定も可能なスマートフォンベースの嚥下機能検査システムを開発した.実際の検診に用いた結果,ODの回数,MPTの測定は騒音環境下においても高い検出精度を示した一方,RSSTの測定結果については誤差が大きい結果となった.本論文では,検出精度の低かったRSSTの検出手法の改善を行ったので,その結果を報告する.

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