4ZB-05
IP電話を用いた迷惑電話防止システムの開発
○Calvin Janitra Halim,吾藤秀亮,青井佑太,伊藤宏紀,長尾和彦(弓削商船高専)
過疎化・高齢化により増加した独居老人に電話は大切な通信手段であるが、一方で、高齢者を狙った迷惑電話や特殊詐欺が多発している。警察や企業で特殊詐欺対策システムを提案し対策を行っているが、手口の巧妙化により詐欺を完全に防ぐことは困難である。新たな通信の形として、各自治体ではIP電話が普及しており、平成26年度末時点で3564万件に導入されている。そこで、我々はIP電話を対象とした迷惑電話防止システムを開発した。通話相手の音声を通話端末で録音し、リアルタイムに話者と音声の認識を行うのだが、通話中の音声は音質を落として相手に送信されるため、認識率にバラツキが見られた。そのため現在、「GMM-UBM」アルゴリズムを使用し、認識時のパラメータであるバックグラウンドモデル(UBM)の生成回数と混合ガウス分布数を上昇させることで誤認識率を減少させ認識率を向上できるのではと考え、男女10名の音声を対象に検証している。

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