4ZB-03
音声対話により認知症を抑制する回想法システムの提案
○平野雄大,打矢隆弘,内匠 逸(名工大),西村良太(慶大),桜井 優(神奈川大)
近年,認知症患者は増加し続けており,介護者の負担は増大している.しかし,認知症の治療法は未だ確立されておらず,いかに進行を抑制するかということが認知症治療の課題となっている.認知症の進行を抑制する手段の一つに回想法がある.回想法とは,過去を回想させるような対話を行うことにより脳を活性化させ認知症の進行を遅らせる治療法である.しかし,回想法は患者と何度も対話を行う必要があり,介護者の負担が大きいという問題点がある.そこで本研究では音声対話システムであるMMDAgentを用い,介護者の代わりに回想法を行うシステムを提案する.これにより介護者の負担軽減と患者の嗜好に合わせた効果的な回想法を目指す.

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