4ZA-08
積層漆回路を用いたタッチインタフェースの検討
○青山周平,川畑裕也,駒田 悠,明神 優,Yunze Zhang,橋本悠希,志築文太郎(筑波大)
漆は絶縁性を持った天然樹脂塗料であり、これを電子回路の絶縁基材及びコーティング材として用いることにより、見た目と機能を合わせ持った回路を構築することが可能である。また、漆を用いて作成された回路(漆回路)は複数回に分けて漆を塗布することにより複数の層を作りだせるため、それぞれの層に回路を構築することも可能である。本研究では、この複数の層から成る漆回路(積層漆回路)に着目し、これを利用したタッチインタフェースを検討する。本稿ではまず、積層漆回路を用いたタッチ電極を蒔絵として組み込んでタッチインタフェースとして利用する方法を報告する。また、その発展として、静電容量式タッチパネルの構築法を述べる。

footer 著作権について 倫理綱領 プライバシーポリシー セキュリティ 情報処理学会