4X-02
解剖学的構造をもつ手の陰的モデリング
○中田聖人,藤代一成(慶大)
手は,人体のなかでも外界と最も頻繁にインタラクションするため,きわめて誘目性の高い部位であり,近年のVRの進歩に伴い,よりリアルな動きが求められている.一般的な手のCGモデルは,表面メッシュと,そのメッシュを動かすための概念的な骨格を与えるボーンから構成されているものが多い.そのため,手の筋肉や腱等の動きに伴って生じる外見のリアルな変化を,メッシュとボーンとの重みづけだけから再現するのはきわめて困難である.そこで本研究では,骨や筋肉,腱といった手の内部構造をスカラ関数として表現し,そのような内部構造の動きから手の表面の変化をモデリングできるアプローチを提案する.

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