4U-07
避難所における顔認証技術を用いた安否確認迅速化手法
○中 進吾,中村嘉隆,稲村 浩(はこだて未来大)
近年,新潟中越地震,東日本大震災,熊本地震などの大地震が頻発しており,行方不明者を迅速に把握するための住民の安否確認は,ますます重要度が高くなっている.しかし,従来の安否確認手段では行方不明者の特定までに半日かかってしまうため,行方不明者の捜索が遅れ,被災者の生存率向上を妨げている.本稿では,避難所で撮影した被災者の顔情報と事前登録した住民の顔情報を顔認証技術を用いて比較して行方不明者リストを即時作成することで,行方不明者の迅速な捜索開始を可能とするシステムの提案を行う.

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