4U-03
画像の特徴量に基づく発赤の肉眼的所見に対応した客観評価尺度の検討
○葛西拓人,亀田昌志(岩手県大),大崎 真(岩手保健医療大学設置準備室),武田利明(岩手県大)
 発赤とは, 虫刺されや発疹のように炎症により局所的に皮膚が赤くなる症状のことを言う. 臨床の現場における発赤の診断は人間の主観的評価に基づいており, これを肉眼的所見と呼ぶ.
 しかし, 発赤の程度は微妙に変化し複雑であることから, 評価者依存して評価の結果も異なってしまうことが問題となっている.
 そこで本研究では, 発赤を発症した患部を撮影した症例写真から輝度値を含む画像パラメータを抽出し, 発赤の経過時間による変化を数値によって表現することで, 発赤の客観的な評価基準を設定する. 抽出された画像パラメータと主観的評価との関係に基づいて, 肉眼的所見により得られた結果と同様のふるまいをする画像パラメータを自動的に取得するシステムを提案する.

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