4Q-05
Doc2VecとSVMを用いた問題文の単元識別による学習支援のための基礎研究
○嘉陽桃子,當間愛晃(琉球大)
ある教科の再学習を行う際には、多くの場合は以下のような手順を踏む。試験の採点結果から自分の苦手な箇所を判断し、それに該当する単元を探して、任意の教材を選び再学習を行う。しかし、単元によっては前提知識を要するものもあり、その単元を理解するだけでは再学習できないことがある。このように、再学習を行う際には様々な手間があり、それらはスムーズな再学習の妨げになる可能性がある。本研究の最終目標は、このような問題を解決するために、任意の試験問題と採点結果から学習者の苦手な箇所、再学習の手順と教材を提示することである。そのための基礎研究として問題文の単元判別を行う。以下に実験手法を提案する。まず、問題文を分かち書きするためにMeCabを用いて形態素解析を行う。次にDoc2Vecを用いて分かち書きされた文の特徴ベクトルを生成する。生成された特徴ベクトルと単元ラベルを、SVMを用いて学習を行う。

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