4Q-02
日本語電子カルテからICDコードを自動的に出力する
○崎下雅仁,狩野芳伸(静岡大)
現在、医療分野における電子カルテの普及に伴い、利用の重要性が高まっている。そこで電子カルテユーザのために、我々は日本語電子カルテから自動的に診断結果を抜き出し、国際標準コードであるICDコードを正確に割り当てる手法を提案する。利用できる訓練データが少なかったため、機械学習ではなく、カルテデータの観察に基づいたルールベースの手法をあえて採用した。またシステムの評価のために、NTCIR-12の日本語医療情報処理タスクであるMedNLPDocのICDコードが割り当てられたカルテデータを利用した。このタスクにおいて、我々のシステムは全参加者のなかで最も厳しい評価基準で最も高いF値を出すことができた。

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