4J-01
自己適応における動的な優先順位変更のための制御器生成コストの削減に関する研究
○惣津美穂,片江将希,田邉萌香(早大),鄭 顕志(NII),深澤良彰(早大),本位田真一(NII)
ソフトウェアは、より複雑な環境の変化に対して安定して要求を満たすことが求められている。近年、制御工学の概念を取り入れ、様々な非機能要求を満たすことを保証する既存研究が存在している。そこでは、保証できる要求には予め優先順位が定められており、順位が高いものから順に保証されるが、実際の環境ではその順位は一定ではなく、変化する可能性がある。しかし、優先順位変更を実現するためにはあらゆる順位に対する制御器を事前に用意する必要があるため入力が複雑になり、コストが嵩む。本論文では、二部グラフを用いて、要求間の関係性を明確にし、生成する制御器の数を削減する手法を提案する。これにより、優先順位変更を達成するためのユーザへの負担を軽減する。

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