4G-02
視覚障がい者向けナビシステムにおけるカメラ画像を用いた障害物検出及び自己位置推定法
○遠藤勇樹,尾崎和真,山下晃弘,松林勝志(東京高専)
視覚障がい者にとって,訪れたことのない場所へ出かけることは極めて困難な課題である.スマートフォンやタブレット端末の普及で,ナビゲーションシステムが普及しているものの,それらは視覚情報を前提に設計されているため,視覚障がい者が利用することは難しい.そこで,著者らはRFIDタグとGPSを併用し高精度な自己位置推定を行った上で,スマートフォンから音声で案内するシステムを提案し,開発・実験を行ってきた.本研究では,案内中における環境の動的な変化に対応できるシステムを実現するために,カメラ画像を用いて自己位置と周囲の3D環境情報を推定し,障害物の回避と案内に使う地図データの自動生成をシステムに追加することを提案する.また,これまでに実施した実証実験の成果についても報告する.

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