4F-05
ミトコンドリアゲノムのグラフ表示と生物分類への応用
○水田智史,齋藤 達,小田桐健(弘前大)
生物学的配列のアライメントに依らない類似性の評価方法の一つとして、配列を2次元平面あるいは3次元空間中のグラフに表示し、その形状を比較するという手法がある。この手法においては、何らかの測度によって定量的に求めたグラフ間の距離により配列間の類似性を数値化するというのが一般的な流れであるが、本研究ではこの手法を異なる観点から利用することを試みる。すなわち、目、科、属、種など、各分類階級毎に抽出したグラフの特徴に基づいた生物分類への応用について検討する。現在のところ、魚類において有望な特徴が抽出されており、今後、鳥類その他に拡張していくことを計画している。