4E-02
情報リテラシー教育におけるチーム学習の効果
○内田君子(名古屋学芸大),大矢芳彦(名古屋外国語大),奥田隆史(愛知県大)
大学の情報リテラシー授業にチーム学習(TeamーBased Learning)を取り入れ,その効果を成績上昇度(個人テストとチームテストの得点差),チーム活動満足度・認識度(アンケート),チーム活動活性度(発話数)を用いて検討した.結果として,チーム学習によってクラス全体の成績の底上げを図ることができたこと,受講生本人およびチームメンバーの満足度は高く,チームで作業することへの肯定的認識が強かったこと,発話数に個人差はあったものの全体的には活発な意見交換が行われたこと,などが示された.また,チーム学習効果の高い受講生は,学習意欲の促進傾向が強く,積極的で自己肯定傾向の強い性格特性であることも明らかとなった.

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