4E-01
サービスラーニングを取り入れた授業科目の評価運営方法
○大橋裕太郎,山地秀美(日本工大)
本論文では,サービスラーニングを取り入れた授業科目「情報ボランティア」の中で,学生がどのような活動を行い,どのような基準で活動の成否を判断しているかを質的調査・分析法を使って調査した.調査手法として参与観察とグループインタビューを行った.分析手法として質的データ分析法である「事例ーコード マトリクス」を援用した.分析の結果,15種類の事例が生成され,「計画」「実施」「コミュニケーション」「振り返り」の4種類のカテゴリーを作成した.活動を肯定的に捉えたグループは各カテゴリーの事例を満遍なく経験していた一方,活動を否定的に捉えていたグループは特定のカテゴリーの事例が実践できていなかったことが分かった.

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