3ZF-06
深度センサを用いたバーチャル楽器演奏システム
○村上裕美,中島克人(電機大)
普及が進む安価でコンパクトな深度センサ付きカメラとパソコンからなるバーチャル楽器を開発している.これにより,場所を選ばず手軽に楽器の演奏を楽しむことができる.今回は鍵盤の描かれた紙を机上に敷き,それを打面とするバーチャルな鍵盤楽器を試作した.紙をタッチするユーザの指先の位置を深度センサで検出することにより,対応する鍵盤の音を鳴らす.パソコンを用いた電子楽器であるため音色は自由にできる.今回のバーチャル楽器としての課題は操作性,即ち,タッチとその位置の検出精度,および反応時間である.本稿では,試作したバーチャルピアノの操作性の評価結果を示し,バーチャル楽器であるが故に可能な拡張機能についても述べる.

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