3ZD-09
オープンデータを活用した広域観光支援システムの開発
○上田翔磨,阿部昭博,市川 尚,富澤浩樹(岩手県大)
岩手県の観光課題は,内陸部の主要な観光エリアである盛岡や平泉に来た観光客の県内滞在周遊促進であり,そのための取り組みが行政や鉄道会社を中心に行われている.また近年,公共交通機関を使って旅行する人が増えており,観光地では二次交通の整備と支援が急務である.そこで本研究ではオープンデータを活用し市町村をまたぐ広域での観光支援システムを開発した.鉄道で旅行する人を想定ユーザとし,広域での観光情報の提供,バスなどの二次交通利用の支援を行う.さらに季節,天候といった動態情報を考慮し,観光時の状況に適したスポットを表示する機能を開発した.本稿ではシステムの設計,開発および評価について報告する.