情報処理学会 第79回全国大会講演要旨

現在、修学旅行向けのシステムとして、位置情報を活用したモバイル安否確認システムがある。これは主に生徒の安全を支援する機能に特化しており、修学旅行における安否確認以外の部分の支援は、充分とは言えない。本稿では、以下三つの機能を持つ、学習指導要領に準拠したシステムを開発する。（1）「クイズ形式よる学習支援機能」（2）修学旅行の実施後アンケートの回答、集計、可視化を支援することで、次回以降の修学旅行の計画に役立てる「修学旅行事後評価機能」（3）マナーに関するアンケートを回答、集計、可視化することで、生徒自身が行動を振り返るための「マナー自己評価機能」である。