3ZA-09
複合現実空間において複雑な模様の彫刻を行うための電子機能の検討
○山本拓也,川越真帆(立命館大),大槻麻衣(筑波大),柴田史久,木村朝子(立命館大)
我々は,彫刻刀の形状や操作感を模した入力デバイスを用いて,複合現実(Mixed Reality; MR)空間において彫刻作業を行うシステムの開発を行ってきた.このシステムでは,実世界での彫刻作業と同様の動作で,実物体に重畳描画した仮想の3Dモデルに彫り跡をつけることができる.一方,実世界の彫刻作業では,複雑な模様の彫刻には熟練が必要であるということや,一度彫刻を行うと元の状態に戻すことができないなどの問題がある.そこで本研究では,現在のシステムを拡張し,電子作業ならではの利点を活かした機能として,複雑な模様の彫刻を効率的に行う機能の検討・実装を行ったので報告する.

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