3Y-08
電車内に閉じ込められた乗客の相互扶助行動を促すシステムデザインの提案
○八木涼平,北村尊義,泉 朋子,仲谷善雄(立命館大)
 非常時に鉄道企業は安全を確保するために乗客を長時間にわたり電車内に閉じ込めざるおえない場合があり、このとき体調不良等の問題が乗客に発生する可能性がある。しかし、限られた数の乗務員ではこれら全ての乗客に対応することは難しい。そこで前段階研究では、乗客間での相互扶助を促すための即席コミュニティー形成システムを提案した。その評価の結果、要救護者が救護を求める際の情報入力の簡易化や、複数の箇所で複数のユーザが情報を発信した場合の認知性の確保などが問題となった。本研究では、これらの問題を解決し、さらに集団心理における救援行動モデルに基づき、要救護者が発生した場合にユーザに救援に向かおうとする気持ちを誘発するシステムデザインの提案を行う。

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