3Y-07
確率的作業持続モデルを用いたPC作業者の割り込み非許容時間の予測
○白鳥翔太,藤本雄一郎,藤田欣也(農工大)
 会話は職場における重要な要素であるが、相手の作業を阻害しない話しかけや電話のためには、作業への適切な割り込みタイミングを待つ必要がある。そこで本研究では、割り込み可能になるまでの時間の予測可能性を実験的に検討した。
 被験者4名の3か月間の作業データを分析した結果、焦点アプリケーション種、PC操作率、キーマウス率、アプリ切り替え頻度の4指標に作業継続時間との関係が認められた。そこで、各指標値に対する作業持続確率を実験結果から求め、4指標の値から求めた持続確率からなる作業の累積確率関数モデルを作成した。
 得られた確率関数を用いて割り込み可能になるまでの時間を予測したところ、約7割の作業を誤差5分以内で予測できる可能性が示唆された。

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