3W-07
導電性インクによる偽造指紋の作成となりすましに対する安全性評価の試み
○谷本海斗,岡本 剛(神奈川工科大)
USBを利用した指紋認証装置には,USBケーブルの盗聴により,指紋画像を窃取できることがわかっている.しかし,窃取した指紋画像から偽造指紋を作成し,その指紋のユーザになりすませるかどうかは明らかでなかった.そこで,本研究では,窃取した指紋画像から作成した偽造指紋による、なりすましの脅威を評価した.本稿では,これまで報告された偽造指紋の媒体の中で,最も安く短時間で作成可能な偽造指紋の媒体により,偽造指紋を指紋と認識する指紋認証装置の製品数を明らかにする.さらに,偽造指紋を指紋として認識する指紋認証装置から指紋画像を窃取し,その指紋画像から偽造指紋を作成し,なりすましが可能であった指紋認証装置の製品数を示す.

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