3T-03
道路脇の景色が与える距離感への影響に関する考察
○相馬郁矢,鈴木彰真,佐藤永欣,村田嘉利(岩手県大)
近年,自動車へのカーナビ搭載率やスマートフォン所持率の向上により,初めて訪れる土地での運転に対しナビを用いた経路案内を利用する人が増加している.一方,運転者がナビによる指示だけで正しい経路を認識出来ず,道を間違えるといった問題も発生している.特に「〇〇m先を右折/左折」と指示されても距離感が掴めず,別の交差点を曲がってしまうことがある.本研究では,ドライビングシミュレータを利用して周辺の景色の違いによる距離感覚に与える影響を実験的に調査した.結果,全く道路脇に景色がない場合に比べ,単調ではあっても景色がある場合の方が距離感を掴みやすく,さらに景色に変化がある方がより正確になることが分かった.

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