3S-05
省電力アンビエントセンシングの実現に向けたエナジーハーベスティング技術に関する調査
○梅木寿人,藤原聖司,荒川 豊,諏訪博彦,安本慶一(奈良先端大)
将来,超多数のセンサの普及に伴うクラウド一極集中による消費電力量の増大が懸念されている.そこで,ネットワークを構成するセンシングユニットで分散処理することで,この課題の解決が試みられている.近年,センサやプロセッシングユニットの省電力化が進んでいるが,給電のための配線や電池交換の手間が問題となっている.そこで,電力を太陽光など環境から得られる電力でまかなう省電力アンビエントセンシングへの要求が高まっている.本稿では,センサ,通信モジュール,プロセッシングユニットの消費電力を踏まえ,これらを自然エネルギーで駆動するためのエナジーハーベスティング技術に関する国内外の関連技術調査の結果をまとめる.

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