3R-03
シミュレーションを用いた歩行経路推定の精緻化
○伊織 瞳,藤田 悟(法大)
近年、都市開発やイベント設営、避難経路の設定等において、最も効率の良い構造や経路を見つけるために群衆シミュレーションが利用されている。このシミュレーションで使用される代表的な歩行者モデルとして、Helbingの提唱する群衆に働く斥力モデルに基づく歩行者モデルや、セルラオートマトンモデルが挙げられる。しかし、これらのモデルでは人間の周囲の歩行者の行動を予測するという行動が考慮されていない。本研究では、先の状態についてシミュレーションを行うことが人間の予測行動に近いと考え、シミュレーションによって数秒後の周囲の歩行者の状態についての予測と、最適な歩行経路を選択する歩行者モデルを提案する。

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