3R-01
サービス経済における情報伝達が及ぼす影響の分析
○小林 寛,加瀬祐太,藤田 悟(法大)
サービスの急激な増加や顧客の好みの多様化など、経済活動は発展に伴って変容している。物財を用いないサービス経済の爆発的な発展により、従来の理論では社会を表すに不十分であると考えられる。このようなサービス社会の現象に説明を与える理論としてService Dominant Logic (S-Dロジック) が提案された。本研究ではS-Dロジックの簡単な定式化を行い、1種類のサービスが複数ある場合に情報伝達が及ぼす作用について、シミュレーションを行い考察する。顧客がサービスを受けるために要する距離コストやサービスへの好みを考慮した上で、インターネットなどの出現による情報拡散能力の変化が、サービスの価格や受益者の利得にどのように影響を及ぼすかを解明することを目指す。

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