3Q-03
Twitterを用いた皮膚障害を引き起こす製品名等の抽出
○阿部健一,吉田博哉(神戸情報大)
消費者被害,特に皮膚障害の被害拡大を防ぐため,Twitterとテキストマイニングを用いたシステムを開発した.コーパス作成システムを開発し,Twitterから皮膚の障害を訴えるユーザを特定し,そのユーザの一連のtweetを収集した皮膚障害コーパスと,比較を行うため無作為に抽出されたユーザのtweetを収集した対立コーパスを作成した.次に,皮膚障害コーパスと対立コーパスから固有表現を抽出して比較し,製品名等を抽出するシステムを提案した.実験の結果,実際に皮膚障害を引き起こしている製品名だけでなく,皮膚障害に対処する製品名や予防する製品名が得られた.このような製品間の違いを分類する技術が今後の課題である.製品名をもとに商標や企業名の抽出を行ったが,製品特性により差が生じた.

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