3N-09
果実の収穫適期の定量評価を目的とした画像補正手法
○草田育美,石井雅樹(秋田県大),山根治起(秋田産業技術センター)
高品質,高付加価値の果実の収穫適期判定は,樹木に着果した果実と品種ごとに定められたカラーチャートとの比較により行われている.これは,感性情報に基づいた官能検査であるため,判断基準は定量的に統一されていない.自動で階級判定を行う検査装置が開発されているが,収穫後の果実を対象としており,未熟の果実も含まれているため非効率である.そこで,本研究では,樹上に着果した果実の収穫適期を定量的に判定するための「果実収穫適期判定システム」の開発を目標としている.しかし,屋外では時間,天候により照明条件が変化してしまうため,本稿では,屋外における照明変化の影響を軽減するための画像補正手法について検討を行った.

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