3N-04
転移学習を用いた植物病害自動診断システムの試み
○藤田恵梨香,川崎雄介(法大),宇賀博之(埼玉県農業技術研究センター),鍵和田聡,彌冨 仁(法大)
現在の植物病害の診断には専門知識が必要であり,主に専門家の目視による観察により行われている.この診断方法には時間やコストを要するため,農業現場では簡単で安価に診断を実施できる方法の確立が求められている.我々はこれまでキュウリを対象に深層学習を用いた病害自動診断システムを構築してきたが,他の農作物も対象にできる汎用的な識別枠組みの開発が求められている.本研究では転移学習を利用し,キュウリの病害識別で用いた畳み込みニューラルネットワークを,トマトの病害識別問題への適用を試みる.またこれらの実験を通して,汎用的な植物病害診断システムの実現可能性について議論する.

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