3M-09
概念と言語の相互学習における育児語の影響の解析
○船田美雪,中村友昭,長井隆行,金子正秀(電通大)
人の赤ちゃんは,外界からの知覚情報や養育者からの語りかけによって言語や概念を獲得する.このとき,教示される言語の特徴が母語の獲得に影響を与え,言語や文化毎に異なる概念が構築されると考えられる.また,養育者は幼児に向けては育児語を用い,成長と共に成人語を用いる傾向がある.このような変化の中で,人は育児語と成人語の双方を学習する.我々はこれまで,概念と言語を相互に学習させながらロボットが概念を獲得する手法を提案してきた.本稿では,我々が提案してきた概念と言語の相互学習モデルにおける育児語と成人語の学習の過程と,それぞれの語が概念形成にどのように影響するかを検証する.

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