3M-07
形式概念の並列計算における負荷分散方式の検討
○戸崎友斗,長尾雅弘,世木博久(名工大)
形式概念分析とは, 数学的定義に基づいた概念を利用する, 知識発見手法の一つである.
分析対象とそれが持つ性質からは複数の概念が発見され, 半順序関係に基づく束の形で表現される.

形式概念分析では大規模なデータを処理の対象とするため, 処理時間の短縮が課題となる.
Krajcaらは形式概念を計算する処理の並列化を行うことでこの課題に対応したが,
分散する処理の大きさに偏りが発生し, 全体の高速化を妨げる場合があった.

そこで本研究では, 並列化における処理分散の偏りを減らすための方法として,
計算分割について新たな基準の検討を行い, その実験と考察を行う.

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