3L-02
日本語楽曲の旋律と歌詞のアクセントの関係分析のための自動対応付け
○藤村春花,岩野公司(東京都市大)
本研究では,日本語楽曲の旋律と歌詞のアクセントの対応関係を自動的に分析するシステムを提案する.そのためには,歌詞中の各モーラが,どの音符に割り当てられているかを対応付ける必要がある.そこで,各モーラや区切り文字がどのように音符や休符と対応するかを確率的なスコアとして表現したDPマッチングによる自動対応付け手法を提案する.20パート分の楽曲に対して対応付けを行ったところ,正解率は約90%となった.この手法で求めた「モーラー旋律」の対応を,OJADの韻律予測で付与した「モーラーアクセント」の対応と比較し,「旋律ーアクセント」を対応付けしたところ,誤推定による数%の精度劣化はみられるが,良好な性能が得られることがわかった.

footer 著作権について 倫理綱領 プライバシーポリシー セキュリティ 情報処理学会