3J-01
ネットワークの構造的制限を導入した友人関係形成モデルの提案
○菱田祥吾,武藤敦子,森山甲一,犬塚信博(名工大),松井藤五郎(中部大)
友人関係形成の過程を知ることは、集団全体のパフォーマンスの向上等に役立つと考えられるため、友人関係の変化をモデル化し、実験によって現実の現象を再現する。
今までのモデルでは、合理的選択と構造的選択の二つの考え方が用いられてきたが、友人選択の際にネットワーク内全ての人の全属性情報を参照していた。現実では全ての人の全属性情報を知っているとは考えにくい。
本研究では、現実に即した友人選択を行うために、現在の友人関係を基に入手できる他人の属性情報を制限する。参照する属性情報を制限することで構造的選択を実現する。新たなモデルを用いて実験を行い、実データの友人関係の変化に近い結果が得られるかを検証する。

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