3F-04
ユーザ数100万人の電子お薬手帳を題材とした現実的な災害シナリオでの高機能高可用性情報ストレージ基盤の可用性とデータ取得時間の実証実験
○宮崎淳子,齋藤邦夫,手塚 大(日立ソリューションズ東日本),中村隆喜(東北大),亀井仁志(日立),和泉 諭,菅沼拓夫,村岡裕明(東北大)
同時被災リスクが少ない拠点でデータ複製を持ち合い,耐災害性を高めたストレージ基盤の第二次実証実験結果を報告する。本実証では電子お薬手帳を題材に,第一次実証の10倍の100万人のユーザで評価する。第一次実証で未達だった可用性目標を達成するために基盤が改良され平均複製数ベース反復方式が導入された。また震源域の局地性を考慮しつつ起こりうる災害を網羅的に評価するためにシナリオの追加を行い15シナリオでの実証が必要となった。1シナリオの実証に40時間を要する。実証を効率的に行うために実験の自動化を行った。実験の結果,50%の拠点が損壊した状況で90%以上の可用性,3時間以内のデータ取得という目標の達成を確認した。

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