3F-03
予測・最適化に基づく配水システムの運用支援フレームワーク
○伊豆倉さやか,西岡 到(NEC)
近年、IoT環境の普及とデータ分析技術の発展により、将来の水需要を高精度に予測したり、電力効率の良い最適な配水計画を自動的に導出することが可能となりつつある。しかし、都市部の水道網を管理するような大規模かつ複雑な配水システムでは、様々な業務に関わる複数の運用者が個別に意思決定を行っているため、全ての運用者に対して、理想的な最適解の状態を実現するための急激な行動変革を促すことは難しい。そこで本稿では、予測・最適化技術に基づき、現運用における非効率な箇所の見える化・原因分析・対策案の提示、のプロセスを繰り返すことで、配水システムの運用を継続的に改善していく運用支援フレームワークを提案する。

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