3D-03
ネットワークシミュレータの仮想環境への適用
○佐藤尚也,鶴  薫(三菱),後沢 忍(三菱電機インフォメーションシステムズ)
機器間で通信を行うシステムにおいて,ネットワークの遅延や切断等が発生した際の動作確認は重要な試験項目である.しかし,人手ではLANケーブルの抜き差し,ネットワーク機器の電源OFF程度しかできず,試験範囲に限界がある.また,試験期間中に試験要員を拘束することになり人的コストがかかる.
一般的にこのような試験を実施するには,ネットワークシミュレータを利用する.ネットワークシミュレータは,人手では再現することが難しい試験を実施することができる.
近年,仮想計算機を使用したシステムが増加しており,展開が容易であることから,本稿ではネットワークシミュレータの仮想計算機化を検討し,課題及び解決方法について記載する.

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