3C-04
カードゲーム「籠城」の空列数と成功可能性の関係
○新谷敏朗(福山大)
「籠城」はトランプの一人遊びのひとつであり、スート別にエースからキングへの列を完成することが目標である。初期状態では場に長さ6の列が8個あり、それらがすべて空列になると「成功」である。これまでに、空列数が3個以上になればほとんどの場合成功することが計算機実験により確かめられている。しかし、このゲームが成功するための条件として「場に空列がN個以上できること」という命題Pを考えるとき、N=3の場合は反例が既に示されているので、Pは十分条件ではない。今回N≧3の場合に「籠城」を成功させるための条件と人間がプレイする場合に空列数を増やすための指針について考察を行った。

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