3B-05
不具合情報を活用したFTA支援システムの開発
○清水勇喜,大野耕作,丹野洋平,川下道宏(日立)
不具合情報や過去のFTA結果から予め抽出し蓄積しておいた複数の不具合の因果関係を使って故障ツリーを自動生成する技術を開発した.不具合の因果関係は,再利用性を高めるためモデル化しておく.このモデルでは,因果関係を構成する各要因を部品と現象のセットで記載しておき,部品を特定することで同じ部品を持つ他製品でも因果関係を使いまわせるようにする.この因果モデルを組み合わせ、故障ツリーを生成する.この際、解析対象の製品の部品ツリーを用いたフィルタリング処理によって解析対象製品の構成部品に関する要因のみからなる故障ツリーを生成する.因果モデル約40件を用いた検証の結果,有用な故障ツリーが生成できることを確認した.

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